お役立ちコラム

高齢化が進む昨今、よく耳にする高齢者施設として「グループホーム」があげられます。なんとなく「高齢者に対して介護サービスを提供する施設だろう」と推測はできるものの、それが具体的にどういった介護サービスを提供するのか、または、どんな高齢者が入居できる施設なのか分からない……という方も少なくありません。現在、日本にはさまざまな種類の高齢者施設があるため、その1つであるグループホームについて詳しく知らないのも無理はありません。
そこで今回は、数ある高齢者施設の1つである「グループホーム」について詳しくご紹介します。

■グループホームの特徴

グループホームとは、一般的に民間企業が運営する高齢者のための介護サービス施設を指します。主に認知症などの障害や、病気などを抱えた高齢者を対象としており、専門のスタッフによる生活支援や介護サービスが受けられる施設となっています。グループホームでは主に5~9人の1ユニットで共同生活を送り、それぞれの能力に応じて掃除や洗濯、料理などの家事を分担します。もちろんスタッフによる支援はあるものの、こうした家事やリハビリなどを通して認知症の進行を遅らせる目的もあり、健康的で自立した生活が送れるよう支援する施設でもあるのです。
また、グループホームはその地域に住民票がある方に限り入居できる施設でもあります。このように、地域密着型で介護サービスを行うのもグループホームの特徴の1つとなっています。

・1ユニット5~9人の理由
主に1ユニットで共同生活を送るグループホームではありますが、1ユニット5~9人という人数にはきちんとした理由があります。前述の通り、グループホームは認知症の方も入居対象としている施設です。認知症が進行すると、新たに出会った人や新しい物ごとなどを覚えたり、認識したりするのが難しくなります。そのため、こうした状況を防ぐためにも5~9人という少人数制を採用しているのです。
また、5~9人という人数は、社会性を育んだり認知症の進行を遅らせたりするのにも効果的な人数だとされています。このように、1ユニット5~9人という人数にはきちんとした理由があるのです。

■入居条件とは

家の模型

グループホームの入居条件は、原則として65歳以上の「要介護1」以上、または「要支援2」以上の高齢者が対象となります。とはいえ、65歳未満であっても「若年性認知症」や「初老期認知症」と診断された方は入居することが可能です。
なお、入居する施設と同じ市区町村に暮らす住民という条件もあるため、住民票を提示しなくてはならない場合もあります。高齢者にとって、住み慣れた街で暮らすことは安心にも繋がります。認知症を患う高齢者が安心して、心身ともに健康に暮らすためにも、グループホームは「地域密着型」を重視する施設となっているのです。
入居時には診断書や面談を通しての審査があり、入居基準を満たした方に限り入居することができます。

■グループホームを選ぶコツ

グループホームは1ユニット9人まで、または2ユニット18人までと定員数が少ないため、「ここに入居したい」と思う施設があったとしても必ずそこへ入居できるとは限りません。そのため、入居するグループホームを選ぶ際はできるだけたくさんの施設をピックアップし、その中から「希望条件により近い施設を選び出す」という認識で探すことが大切です。

認知症を患う高齢者が心身ともに健やかに老後を暮らすためにも、その人に合ったグループホームをしっかりと選びましょう。

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あなぶきメディカルケア株式会社
取締役 小夫 直孝

2011年 4月 入社 事業推進部 配属 
2012年 4月 第2エリアマネージャー(中国・九州)
2012年11月 事業推進部 次長
2015年 4月 リビング事業部 部長 兼 事業推進部 部長
2017年 10月 執行役員 兼 事業推進部 部長 兼 リビング事業部 部長
2018年 10月 取締役 兼 事業本 部長 兼 事業推進部 部長
2023年 10月 常務取締役 兼 事業本部長 兼 事業推進部 部長