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お役立ちコラム
2016年10月4日
介護報酬改定で変化したデイサービスでの送迎サービス
高齢者を昼間の時間帯に一時的に預かり、体調管理や食事、入浴やレクリエーションなどのサービスを提供するデイサービス。生活支援の他に機能訓練も受けられるデイサービスには、高齢者の体力や認知力を維持したり向上させたり、人と接することが減ってしまう高齢者の孤独感を解消させたりというメリットがあります。
そんなデイサービスには、送迎サービスが付いています。そのため、車高をまたぐのが困難な方や車椅子の方でも安心して通えます。ここでは、デイサービスの送迎サービスについてご紹介します。
■送迎サービスとは
デイサービスの送迎サービスとは、デイサービスに通う高齢者の送迎を行うサービスを指します。高齢者の中には足腰の自由が効かない方も少なくありません。そんな方でも安心して通えるように、送迎サービスは設けられているのです。
デイサービスの送迎に用いられる車には、運転手の他に介護職員が同乗している場合がよくあります。また、運転手が介護職員である場合もよくあります。車に介護職員が同乗していると、車への乗り降りをより安全に介助することができたり、デイサービスへ行きたがらない高齢者を上手く誘導することができたり、家族からの情報や車内での様子が職員同士で共有しやすくなるなどさまざまなメリットを受けることができるのです。
■介護報酬改定後の変化
これまでデイサービスの送迎サービスは、自宅から施設、施設から自宅までのDoor to Doorのサービスが基本でした。介護職員がデイサービスを利用する高齢者の自宅で着替えや戸締まりを手伝ったり、ベッドから車椅子への移乗などを手伝ったりするのは許可されておらず、これら全ては利用者本人か利用者の家族が行う必要がありました。介護経験のない方が身体の不自由な大人一人を着替えさせたり、ベッドから車椅子へ移乗させたりするのはとても大変な作業であり、かなりの重労働となります。
また、自身で戸締まりのできない要介護度の高い高齢者を家族に持つ場合、デイサービスに通わせる日は着替えさせたり戸締まりをしたりするために自宅にいなくてはならず、仕事に支障をきたしてしまう方がほとんどでした。
しかし、近年の介護報酬改定を受けて、利用者の家族ではなく送迎に付きそう介護職員でも上記のようなサービスが行えるようになりました。30分以内であれば、デイサービス利用者の着替えや戸締まり、ベッドから車椅子への移乗などを介護職員にお願いできるようになったのです。
デイサービスを利用する際、着替えやベッドから車椅子への移乗をお願いするためにヘルパーを依頼していた家族は多いはず。この点、介護報酬改定によって家族への経済的負担や身体的負担は大幅に減らすことができるようになったのです。この時間はサービス提供時間に含まれるものの、家族への負担は減らすことができるため、利用者の家族にとっては嬉しい変更なのではないでしょうか。
■送迎時の居宅内介助が行える条件
介護報酬改定後、利用者の着替えやベッドから車椅子への移乗、自宅の戸締まりなどが行えるようになったデイサービスの送迎サービスではあるものの、全ての職員がこれらの居宅内介助サービスを提供できるというわけではありません。これらの居宅内介助サービスが提供できる職員の条件としては、「介護職員初任者検定修了者」や「介護福祉士」などの資格保有者であったり、同施設で3年以上勤務したりしている職員に限られます。
介護報酬改定によって、利用者の家族でなくとも着替えや移乗、戸締まりなどさまざまな居宅内介助サービスが受けられるようになったデイサービス。利用当日、必ずしも家族が付き添わなくてもよくなったため、デイサービスはより利用しやすくなったのではないでしょうか。
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あなぶきメディカルケア株式会社
取締役 小夫 直孝
2011年 4月 入社 事業推進部 配属
2012年 4月 第2エリアマネージャー(中国・九州)
2012年11月 事業推進部 次長
2015年 4月 リビング事業部 部長 兼 事業推進部 部長
2017年 10月 執行役員 兼 事業推進部 部長 兼 リビング事業部 部長
2018年 10月 取締役 兼 事業本 部長 兼 事業推進部 部長
2023年 10月 常務取締役 兼 事業本部長 兼 事業推進部 部長