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お役立ちコラム
2017年4月23日
シニアのトラベルスタイル。大人の楽しみ方、そして注意点とは。
主に65歳以上の高齢者を指す「シニア世代」。近年、お金や時間に比較的ゆとりのあるシニア世代の趣味として、「旅行」が注目を集めています。
今回は、シニア世代ならではのゆとりのある旅行を楽しむ方法や、シニア世代だからこそ注意しておきたい留意事項をご紹介します。
■シニア世代ならではの、“大人の旅行“の楽しみ方のコツ
シニア世代の旅行の醍醐味、「ゆとりのある旅」を実現するのはどのような旅行計画が必要なのでしょうか。以下でご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
・おすすめは、四季を感じる旅行
シニア世代では、「四季を感じられる旅行」が人気の高い傾向にあります。例えば、春の桜が咲く時期の「お花見と温泉を楽しむ旅行」や、夏の風物詩である「ホタルの観賞スポットに行く旅行」、冬の味覚である「伊勢海老を食べに行く旅行」など、四季感じる旅行をゆったりと過ごすのが人気なようです。会社や学校のスケジュールに左右されず、四季折々の美しさを味わうことができるのは、時間にゆとりのあるシニアならではの贅沢といえますね。
せっかくの旅行なので、旅先で時間に縛られないよう目的やスケジュールは“大まかに”決めておくように心がけましょう。
・ストレスの少ない移動手段を使う
疲れを感じやすいシニア世代の旅行では、ご自身にストレスの少ない移動手段を選びましょう。
金銭面に余裕のある旅行ならば、足元が広く比較的ゆったりできる新幹線のグリーン車を利用したり、飛行機移動なら、リクライニングがゆったりと確保できるビジネスクラスやファーストクラスを利用したりすると良いでしょう。もしくは、余裕のある時間を活用して、少しずつの距離をローカル電車で移動する旅も、シニアならではの贅沢な旅行のひとつです。
・混雑が予想される時期を避けて出発しましょう
休日、祝日、ゴールデンウィークなど、学生や会社員の長期休み期間などは、どこに行っても人が多く、旅行先でも混雑が予想されます。観光先や人気のある料理店で待たなくてはいけない場面があったり、訪問先で「人数制限」や「時間制限」が設けられていて思うようにゆっくりできなかったりすると、疲労を感じてしまうことになりかねません。
シニア世代の旅行は、想定外の待ち時間や混雑に巻き込まれないためにも、大型連休や混雑する時期を避けた旅行計画が必須。ゆったりした平日の旅行がおすすめです。
■シニア世代が、旅行を安全に楽しむために
シニア世代の旅行には、大人ならではの素敵な楽しみもありますが、その反面、注意しなければならないこともあります。
・持病がある方は、「お薬手帳」「病状紹介状」「携帯薬剤証明書」を必ず持参しましょう
持病を持つ方は旅行出発前に、かかりつけの主治医に目的地やスケジュールを伝え、「旅行が可能であるか」「気をつけるべきことはなにか」「持参する薬はなにか」「発病した際はどうすればよいか」などを事前に相談・確認しましょう。
海外旅行に行く際に、持参する薬が多くなる場合は、「携帯薬剤証明書」をもらっておきましょう。携帯薬剤証明書は、持参している薬が自分の病気に必要だということを証明するものです。大量の薬を持参していると、危険な薬物ではないかと怪しまれてしまうことがあるため、持っておくと安心ですよ。
また、万が一発病したときのために「病状紹介状」も書いてもらいましょう。もしも旅行先で病院にかかった場合に、現地の医師に病歴がわかるように、的確な治療を受けるために必要です。
・保険に加入しておく
若い方でも、旅行先の慣れない環境での生活や食生活の変化から体調を崩すことも珍しくありません。体力の少ないシニア世代は、特に健康面に関して注意が必要だといえます。
そこでおすすめしたいのが、旅行先でのさまざまなリスクに備えるための旅行保険に加入すること。旅行保険には、日帰りから申し込みできる「国内旅行保険」や国外旅行専用の「海外旅行保険」があります。海外旅行保険には、70歳以上の方や、持病がある方でも加入できる保険会社があるので、シニア世代は旅行前に加入しておくと安心でしょう。
時間的にも金銭的にも余裕のあるシニア世代の旅行は、若いときの「予定をぎっしり詰め込んだ旅行」や「電車を乗り継ぐ、体力を使う旅行」とはまた違った楽しみ方があるでしょう。シニアの趣味を目一杯楽しむためにも、健康面には十分注意して、充実した旅にしたいですね。

あなぶきメディカルケア株式会社
取締役 小夫 直孝
2011年 4月 入社 事業推進部 配属
2012年 4月 第2エリアマネージャー(中国・九州)
2012年11月 事業推進部 次長
2015年 4月 リビング事業部 部長 兼 事業推進部 部長
2017年 10月 執行役員 兼 事業推進部 部長 兼 リビング事業部 部長
2018年 10月 取締役 兼 事業本 部長 兼 事業推進部 部長
2023年 10月 常務取締役 兼 事業本部長 兼 事業推進部 部長