兵庫県の介護施設・高齢者住宅・有料老人ホーム

兵庫県川西市の地域情報

川西市は、兵庫県の南東部、大阪府との境に位置する市です。1954年に川辺郡川西町、多田村、東谷村が合併して発足しました。鎌倉幕府を開いた源頼朝に代表される清和源氏の本拠地であったとされており、源氏ふるさと大使を任命することで地域振興に活用しています。毎年4月には、源氏まつりも開催されています。
そんな兵庫県川西市の人口は、2015年12月末の時点でおよそ15万人です。兵庫県内では比較的人口が多い都市だといえます。しかし、川西市の総人口のうち、65歳以上の老齢人口はおよそ47,000人。その割合は、およそ30％です。これは、兵庫県全体の老齢人口の割合を上回っています。このことから、川西市にとって高齢化は非常に大きな問題となっていることがわかります。
深刻な高齢化を受けて、川西市は高齢者保健福祉に関するさまざまな対策を講じています。たとえば、川西市では団塊の世代が75歳以上となる2025年を見据え、医療・介護・予防・生活支援といったものを一体的に提供する地域包括ケアシステムを実現するために川西市高齢者保健福祉計画を策定しています。この計画では、「健幸でいきいきとした地域社会の実現をめざして」が基本理念とされています。平成27年度～29年度までを対象とした第6期の計画では、在宅医療や介護連携の推進・認知症施策の推進・地域ケア会議の推進といった地域包括ケアシステム構築のための地域支援事業の充実、予防給付の見直しと地域支援事業の充実、特別養護老人ホームの重点化、高額介護サービス費の限度額の見直し、サービス付き高齢者住宅の住所地特例の適用などが定められています。
このほか、配色サービスや緊急通報装置の貸与といった在宅介護者支援・家族介護者支援、ふれあい入浴事業や老人用貸農園事業といった生きがいづくり・社会参加促進、介護相談や福祉サービス手続き代行などが行える地域包括支援センターの運営など、多くの高齢福祉事業が行われています。

兵庫県川西市の有料老人ホーム

兵庫県川西市では、高齢者人口や要介護認定者、介護保険の受給者などが増加していることから、ケアサービスのニーズは高まっています。そのため、関連する介護施設も比較的多く存在しているといえます。介護付有料老人ホーム、住宅型有料老人ホーム、サービス付き高齢者住宅、特別養護老人ホーム、デイサービス、グループホームといった施設が市域の北部から南部までまんべんなく分布しています。また、兵庫県川西市には社会福祉協議会という民間の福祉団体があります。地域福祉や在宅福祉事業を推進している団体で、2011年に社会福祉事業団と合併してからは養護老人ホームや老人デイサービスセンター、老人福祉センターといった福祉施設・介護施設の運営も行っています。こういった団体や自治体、あるいは各介護関連企業の協力もあり、介護施設を比較的安価に利用することができます。
もともと利用料の安さで知られる特別養護老人ホームはもちろんのこと、川西市の介護施設のなかではサービス付き高齢者住宅の費用の安さが目立ちます。サービス付き高齢者住宅は、安否確認と生活相談が受けられる以外はほとんど一般の住宅と変わりません。入所基準は自立あるいは軽度の要介護高齢者で、出来る限り自立した生活を送ることを目的としています。これまで同様比較的自由な生活ができますが、重度の要介護状態になった場合には住み続けることができなくなります。
有料老人ホームは費用が高めであることが多いですが、川西市であれば比較的安く利用できるケースも少なくありません。有料老人ホームには介護付有料老人ホームや住宅型有料老人ホーム、健康型有料老人ホームなどいくつか種類があるため、入所前にきちんと確認しておくことが大切です。