鹿児島県の介護施設・高齢者住宅・有料老人ホーム

鹿児島県鹿児島市の地域情報

鹿児島市は、鹿児島県の中ほどに位置する市です。鹿児島県の県庁所在地及び中核市であり、古くから薩摩藩の城下町として栄えてきました。日本で初めて市制を施行した31の市のひとつでもあります。現在は宮崎県と鹿児島県で構成される南九州地域の中核的な都市として、政治・経済・文化・交通とあらゆる分野での中心地となっています。また、鹿児島湾西岸の市街地からは桜島を望むことができ、その景観がイタリアのナポリと似ていることから東洋のナポリとも呼ばれています。
そんな鹿児島県鹿児島市の人口は、2016年1月初頭の時点でおよそ60万人です。鹿児島市には鹿児島県の人口のおよそ1/3が集中しており、九州の市町村別で第4位の人口となっています。また、中核市としても船橋市に次いで第2位の人口となっています。そのなかで65歳以上の高齢者はおよそ15万人であり、人口に占める高齢者の割合はおよそ25％。2015年の全国統計では高齢者割合は26.7％であったため、全国平均とほぼ同等といえます。日本の高齢者人口の割合は主要国中で最高であるため、鹿児島市の高齢者割合も世界的にみて高いといえるでしょう。
鹿児島県鹿児島市では、高齢者の保険・福祉・介護に関する計画として「鹿児島市高齢者保健福祉・介護保険事業計画」を策定しています。平成27年度～29年度を対象とした第6期計画では、高齢者が健やかに暮らせる生きがい対策の充実、高齢者が安心して快適に生活できる福祉の充実、介護保険制度の円滑な運営と地域包括ケアの推進を目標としています。
このほか、鹿児島市では生活支援サービスを一体的に提供する地域包括ケアシステムを構築するための「在宅医療と介護の連携推進事業」や、高齢者の生きがいづくりのために老人クラブ運営補助や愛のふれあい会食、地域ふれあい交流助成事業、元気高齢者活動支援事業などを行っています。シニア世代の社会参加を応援する「かごしまシニア応援ネット」も運営されており、高齢者の社会参加を積極的に推進しています。

鹿児島県鹿児島市の有料老人ホーム

鹿児島県鹿児島市では人口の増加がほぼ横ばいになっており、今後は減少していくことが予想されています。高齢者の割合は更に高くなることから、高齢者の支援・介護を行う介護施設の重要性はますます高まっていくといえます。現在も介護施設への入所希望者は多く、施設によっては多くの待ちが出ています。九州のなかでも人口が多く規模が大きい都市であるため、介護施設自体の数も多いですが、それ以上に希望者の数が多いのが現状です。高齢者等実態調査では、介護施設への入居よりも在宅での介護を希望する声が多いという結果もでています。このことから、デイサービスや在宅介護サービスの重要性も高いといえます。
鹿児島市の介護施設は、市の中心部に多く存在しています。中心部であれば、介護付有料老人ホームや住宅型有料老人ホーム、サービス付き高齢者住宅、特別養護老人ホーム、グループホーム、デイサービスなどさまざまな介護施設・サービスを利用することができます。また、桜島にも特別養護老人ホームやグループホームといった施設があるため、島に在住している高齢者の方も安心して利用できます。
前述のとおり、中心部には介護付有料老人ホームやサービス付き高齢者住宅、特別養護老人ホーム、グループホームなどさまざまな施設が存在しますが、そのなかでも注目されているのが住宅型有料老人ホームです。住宅型有料老人ホームには介護スタッフが常駐しておらず、軽度の要介護者や要支援者、あるいは自立できる高齢者でなければ入所できません。しかし、その分介護付きの施設よりは利用料が安い傾向にあり、その費用の安さが注目されているのです。
施設の数が多いことから選択肢は豊富であるため、入居する方にとって相応しい施設を選べるようしっかりと比較検討しましょう。