こんにちは
いつもご覧いただきありがとうございます
まさに先日まで満開だった桜・・・今年は3月の寒さもあり長い期間見られましたね~
でも介護度の高い利用者様の中は車いすとベッドの往復の方も多く、
季節を感じることから遠ざかっておられる方も多いです。
こちらの利用者様は今何月ですかと聞いても「さて何月なの?わからない」
と言われ、4月の桜の時期を全く感じておられませんでした。
車いすに座った状態、ベッド、レストランと部屋の往復では窓から見える桜は見えなかったのです。
先日、居室から見える桜を一目見てもらいたい気持ちで
昼のケアの担当だった私が抱えさせていただきました。
ほんの数秒ですが、ひざを伸ばした状態で窓から桜を覗いていただきました。
「わあ~みえたみえた、桜きれいやね」と喜ばれ、すぐにしんどいと寝られました。
4F角部屋の特別景色のいいお部屋ですが、なかなか景色を楽しめない生活でした。
翌日、1Fレストランで昼食をとっていただいた後・・・
窓から見えるコンビニの裏で満開に咲いている桜をゆっくりとみていただきました。なかなかコンビニに隠れていて見にくいのですが、わかっていただけたようでした。
私たちにとっては当たり前に見れる年に一度の桜。
また来年もみましょう、と超高齢の利用者様にお声掛けする私は
「これが最後の桜になるかもしれない」と毎年思いながら接しています。
だから「今」をしっかり感じてほしい。
一年間一日一日穏やかに過ごせますようにと、心の奥で祈りながら、
来年も一緒に見るときに、今日のことをお伝えしようと決めています
