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アルファリビング高松松縄にご入居されている方のお話しです。
ある日、息子様が来所され
「今度、私が出るコーラスのコンサートに母を招待したいんです。」
との相談を受けました。
入居されている その母は、一人で外出するのは困難な状態です。
息子様は仕事が多忙な中 一生懸命コーラスを練習し、それを”母親に聞いてほしい。”と笑顔で案内状を持って来られたのです。
なんて優しい息子様なんだろうと感動を受け、そのコンサート会場までの送迎をお手伝いさせて頂きました。
その帰りのお迎えに伺った際、待ち合わせていたお孫様が
「いつもは落ち着きが無い祖母も 真剣に父の歌をきいていました。」
とお話しされ、喜ばれていたのを見て
”物忘れが進んでも いつまで経っても、家族の絆や愛情は崩れず心に残っていくのだな~。”
と感じました。
後日、息子様からも
「あの日はありがとうございました。」
と笑顔で感謝の言葉を頂きました。
私たちがしているお仕事は「介護」ですが、それは日常の生活のお手伝いだけが業務ではなく、そういった家族の絆を深めるお手伝いもできる素晴らしいお仕事なんですね。
これからも自分の仕事に誇りを持って働いていきたい。
そんな風に思った1日でした。
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