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2022年2月
現在、認知症薬として4種類が認可されています
神経伝達物質を増やす薬:3種類
アセチルコリンという神経伝達物質が減少していくことにより脳のネットワークがうまく働かなくなってしまうのを防ぎます
※( )内は、ジェネリック
アリセプト(ドネペジル)
・3ミリ:慣らし 5ミリ:通常 10ミリ:重症
・初期に服用を始めると認知症の症状を緩和できる
・1日1回の服用でよい
・レビー小体型認知症の薬としても認可されている
・服用を中断すると症状が悪化することがある
レミニール(ガランタミン)
・4ミリ を1日2回服用 症状に合わせて増量する
・アリセプトより効果は高いが持続性が低いため、1日2回の服用が必要
イクセロンパッチ リバスタッチ(リバスチグミン)
・1日1回貼布
・有効成分が皮膚からゆっくり吸収され血中濃度の急激な上昇がおさえられるので消化器症状(吐き気や嘔吐)の軽減が期待できるが、飲み薬より効果は低い
上記3剤の副作用は、第一に胃腸障害です。 アセチルコリンによって胃液がたくさん分泌されることで、嘔気・嘔吐・食欲低下、腸の動きが良くなることで下痢がみられることもあるため、合わせて吐き気止めや整腸剤が処方されることもあります。 また、活発になりすぎることで、頻繁に怒るようになったり、介護者が困る症状が出てくることもあるため、効き過ぎの場合は量の調整や、他の安定剤を併用することもあります。
神経伝達物質の働きを整える薬:1種類
グルタミン酸という神経伝達物質の働きが乱れることで、神経細胞が障害されるのを防ぎ神経伝達を整えます
メマリー(メマンチン)
・1日1回服用 1週ごとに5ミリずつ増やし、最大で20ミリまで増量
・中等度および高度アルツハイマー型認知症における症状の進行を抑制
・薬の作用が違うため、アリセプト等の上記3種の一つと併用可能
イライラした感情を抑え、気持ちをおだやかにしてくれる働きがあります。盗られ妄想、易怒性、暴言・暴力など介護者が困る症状を鎮める効果が期待できますが、逆に活気がなくなったりすることもあり、その場合は減量や中止が必要になります。また腎臓が悪い方は薬が身体から抜けにくいため、はじめから減量して使用します。
今後の認知症薬について
アルツハイマー型認知症を代表とする認知症の大部分は、脳に特定のタンパク質が蓄積して神経伝達の働きが弱まることにより発症するようです。この特定のタンパクが脳に蓄積しないようにする薬が、認知症の根本的治療薬となるようです。これまでたくさんの薬剤が開発されてきましたが、実際に患者さんに投与してみるとおもった程の効果がでず、開発中止になってきたようです。また膨大な時間や多額の費用、失敗のリスクもある為、各製薬会社も積極的な開発に進めない状況にあるようです。 将来的に有望な薬が開発される可能性はありますが、まだ先の話となるため、日頃の生活から認知症予防に取り組んでいく必要があります。
※ ※ ※
担当しているご利用者様にも
認知症薬を服用されている方が多くおり
今回の学びを通してどのような効能効果を期待され処方されているか
改めて確認することが出来ました
また 認知症と向き合うには服薬だけでなく
コミュニケーションや周囲の環境を整える等の
「非薬物療法」による支援が必要とされています
ケアマネジャーとしても
この「非化学療法」に対して何が提案できるかが
重要だと感じています
また別の機会に「非薬物療法」に関しても
学びを深めていきたいと思います!
あなぶきケアサービス居宅支援事業所紹介ページ↓
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こちらの花の絵、入居者様が趣味で描かれたものです。
濃淡で花の立体感が描かれていて初めて見た時に「すごーい!」っと見入っていました。葉の色は近くにある葉は濃く、遠くにある葉は薄く、細部までこだわられている絵ですよね。
こちらの絵は描かれた入居者様のご好意で一階ホールで飾らせもらっています。
新型コロナ感染症が落ち着いてALI百間町にお立ち寄りになられるときは 是非ご覧ください。
ALI高松百間町は10年以上の歴史があり、備品も同じくらい長持ちしています。
皆様が食堂で飲むお茶を用意するテーブルは先日買い替えることになり新しいものが届きました。
前のテーブルと同じくらいの大きさですが、木目調で食堂全体との調和して落ち着いた雰囲気になりました。
テーブルには引き出しがついています。引き出しの中はブラックで汚れが分かりやすいので清潔を保てますね。