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2014年6月
今日のお昼ご飯は、お魚の蒲焼丼でした
副食は、お吸い物、切り干し大根、ミートボール、お漬物
デザートに果物のゼリーも付いていました
お魚、とってもやわらかかったです
厨房の皆さん、いつもありがとうございますm(_ _)m
今日は、真面目な話を…
歯(義歯)は食事を摂るために必要なものであることは皆さんもお分かりでしょう
では、食べられなくなったとき、歯(義歯)は必要なくなるのでしょうか?
実際、「経口摂取をしていないから」という理由で歯を抜歯したり、義歯を外したりするのはよくあることですが、それが常識のように感じてはいませんか?
実は歯(義歯)は食べること以外に、様々な面で多くの役割を担っているのです
私たちは1日に1.5リットルもの唾液を出し、飲み込んでいます。経口摂取していない人が、誤嚥性肺炎を繰り返し起こすのは、自分の唾液の嚥下や痰が処理できない口腔になっていることが大きな要因となっています
欠損部分を義歯で補い、上下の歯があることにより下顎のあるべき場所が確定します
そうして下顎が固定されることによって嚥下時に舌に力を入れやすくなり、その結果嚥下圧が高まり、誤嚥のリスクが低くなります
歯の欠損が多い場合に、義歯がこれを補っていないことが誤嚥のリスクを高めるのです
また、パーキンソン病や抗精神病薬が投与されている場合によく見られる、常にモグモグするような顎の動きが、義歯がなく下顎が固定されない場合に出てくることがあります
歯がないと顎が落ち着く場所が分からず、様々な問題につながります
また咀嚼できる歯があるからこそ、下顎が常に上顎を突き上げ脳への刺激にもなります
更に、よく噛むことは唾液を出し、消化を助け、舌や頬を使うことで機能維持や口腔内の自浄作用にもつながります
そのほか部分義歯の場合は、装着することで残っている歯にかかる負担を減らすことができます
義歯がないと残りの歯に負担がかかり、そしてそれらの歯が徐々に駄目になり、義歯は更に大きくならざるを得ません
このように義歯は食べることを助けるだけのものではありません
義歯を装着したら20才くらい若返ったというのはよくある話で、言葉もはっきりし、体の平衡感覚が保たれ歩行の安定にもつながり、引いては外出する気持ちが芽生えることも想像できます
つまりその人が、身体的にも精神的にも社会的にもその人らしくあるために、義歯は必要なものなのです
いつまでも健康で白い歯でいたいですが、もし義歯になったとしても、歯磨きをまめにして、きちんとケアしていけたら…と思います
今日のお昼ご飯はかき揚げ丼でした
野菜たっぷりでありがたいです
お味噌汁もお出汁が効いてて美味しいでした
一人暮らしの私としては、ALI東千石での昼食は、野菜が摂れる貴重な食事になっています
ALI東千石は、天文館の街中に建っている施設なので、外出したいという入居者様に付き添ってスタッフも外を歩く機会が多いです(^^)
最近、ALI東千石が少しずつ認知されてきたのか、地域の方や街の方に声をかけて頂ける機会が増えてきました
制服が目立つから?エプロンが目立つから?理由は何にせよ、ありがたい話ですm(_ _)m
そこで、せっかく声をかけて頂いたときに、少しでもALI東千石のことをご説明できれば…と思い、スタッフとアイディアを出し合っていたところ、
↑を営業の安藤さんが作って下さいました
ALI東千石のことを説明する簡単なパンフレットを同封したポケットティッシュです
Wonderful
私も、これから持ち歩いてALI東千石をPRしたいと思います
「1週間のメニューが知りたい」
「イベントの前には事前に通知して欲しい」
「どんなイベントなのか内容が知りたい」
…という入居者様の声にお応えして、掲示板を作りました
6月のメインイベントである、父の日のイベントとお出かけイベントの案内が貼ってあります
なるべく大きな字で書いてはいるのですが、老眼の入居者様のために、リーディンググラスもご用意してあります
皆さん、掲示板を見て、何やらソワソワされているようです…(^^)
スタッフも入居者様と同じ気持ちで、イベントを楽しみにしていますよ~ワクワク
ALI 東千石で働くスタッフさんたちは、皆、何らかの介護資格を持っています
何となく聞いたことはあるけど、詳しくは知らない、分からない…
そんな介護の資格の色々を、これから数回に分けて、ご説明いたします
まずは、介護職員初任者研修(旧ホームヘルパー2級)について…
介護職員初任者の資格は、訪問介護をする際に必要になる資格です
履歴書や職務経歴書に書く際の正式名称は「介護職員初任者研修課程修了」になります
訪問介護以外では、必ずしも必須ではなく、「資格なし」で施設などで働くことはできます
ですが、求人の際には、資格を持っていない人よりも、持っている人が優先される傾向があります
カリキュラムとしては、授業時間数は130時間
資格学校によって1~4か月程度かけて授業を消化します
資格の取得方法は、「通学」あるいは「通信+通学」となります
講座の最後に確認テスト的な筆記試験があり、それに受かれば取得できます
この試験は国家資格ではなく、各資格取得学校が独自に行っています
なぜ「ホームヘルパー」がこんなややこしい名称に変わったか、についてですが…
2013年4月よりホームヘルパー2級の資格制度が廃止になり、代わりに介護職員初任者研修という制度が作られました
資格制度が変更されるに至った背景には、日本が先進諸国の中で著しく高齢化が進んでいることが関係しています
2011年10月には高齢化率は23.3%となっており超高齢化社会が到来しました
介護保険がスタートしてから高齢者の割合が多くなるとともに、人々のニーズも多様化していると同時に介護に従事する人材も多く求められています
そこで介護の仕事に従事する人たちが長期にわたって働くことが出来るように資格の法改正が行われたのです
介護関係の上位資格である社会福祉士や介護福祉士などの国家資格の取得を目指す場合、取得するまでの方法が様々あったため学習範囲が重複したり、受験資格を得るための条件が複雑だったりしていました
現在変更になった資格制度では、まず介護職員初任者研修を修得後、実務者研修を経て介護福祉士、認定介護福祉士というように資格の取得段階が分かりやすく整理されました
どの資格を持っている人が、どれくらいの技術や知識を持ち合わせているか非常に分かりやすくなりました
ホームヘルパー2級から介護職員初任者研修へ移行した際の変更点ですが、大きく2つあります
1つ目は今まで必須となっていた施設実習が廃止されたこと
2つ目は全過程を終了後に修了試験を受けて合格する必要があることです
修了試験に合格する必要があることで若干難易度が上がったイメージがありますね
ちなみに2013年3月までにホームヘルパー2級を取得している人は、介護職員初任者研修の修了者(同義)として介護の仕事を継続して行う事ができます
…ということです
介護の資格の入口的な印象が強い「介護職員初任者研修課程修了」ですが、長い時間の講習を受けたり、試験があったり、取得するのに地道で大変な努力が必要なのです
昨日に引き続き、今日は、「介護福祉士実務者研修」についてお話します
介護職員実務者研修は、初任者研修の上位資格です
2017年1月の介護福祉士試験からは、受講が義務付けられる方向です
受講資格はとくになしですが、学校によっては、「実務経験があること」や「ヘルパー2級、初任者研修などを修了していること」を前提とするところがあります
授業時間数は450時間 で、期間はおおむね6か月です
ホームヘルパー2級や初任者研修を修了した人は、130時間分が差し引かれて320時間分の授業を消化することになります
介護実務者研修の資格の取り方は、「通学」または「通学+通信」で450時間分の授業の消化して、講座の中で行われる実技試験にパスすると修了できます
実技試験は、初任者研修の筆記試験同様、資格取得スクールが独自に行うものです
試験のやり方や難易度が微妙に違う可能性がありますので、形式や合格率を確認してから学校選択することをおすすめします