スタッフブログ

2014年6月13日

介護の資格のこと

ALI 東千石で働くスタッフさんたちは、皆、何らかの介護資格を持っています

何となく聞いたことはあるけど、詳しくは知らない、分からない…

そんな介護の資格の色々を、これから数回に分けて、ご説明いたします

 

まずは、介護職員初任者研修(旧ホームヘルパー2級)について…

介護職員初任者の資格は、訪問介護をする際に必要になる資格です

履歴書や職務経歴書に書く際の正式名称は「介護職員初任者研修課程修了」になります

訪問介護以外では、必ずしも必須ではなく、「資格なし」で施設などで働くことはできます

ですが、求人の際には、資格を持っていない人よりも、持っている人が優先される傾向があります

カリキュラムとしては、授業時間数は130時間

資格学校によって1~4か月程度かけて授業を消化します

資格の取得方法は、「通学」あるいは「通信+通学」となります

講座の最後に確認テスト的な筆記試験があり、それに受かれば取得できます

この試験は国家資格ではなく、各資格取得学校が独自に行っています

 

なぜ「ホームヘルパー」がこんなややこしい名称に変わったか、についてですが…

2013年4月よりホームヘルパー2級の資格制度が廃止になり、代わりに介護職員初任者研修という制度が作られました

資格制度が変更されるに至った背景には、日本が先進諸国の中で著しく高齢化が進んでいることが関係しています
2011年10月には高齢化率は23.3%となっており超高齢化社会が到来しました


介護保険がスタートしてから高齢者の割合が多くなるとともに、人々のニーズも多様化していると同時に介護に従事する人材も多く求められています
そこで介護の仕事に従事する人たちが長期にわたって働くことが出来るように資格の法改正が行われたのです

 

介護関係の上位資格である社会福祉士や介護福祉士などの国家資格の取得を目指す場合、取得するまでの方法が様々あったため学習範囲が重複したり、受験資格を得るための条件が複雑だったりしていました

現在変更になった資格制度では、まず介護職員初任者研修を修得後、実務者研修を経て介護福祉士、認定介護福祉士というように資格の取得段階が分かりやすく整理されました
どの資格を持っている人が、どれくらいの技術や知識を持ち合わせているか非常に分かりやすくなりました

 

ホームヘルパー2級から介護職員初任者研修へ移行した際の変更点ですが、大きく2つあります


1つ目は今まで必須となっていた施設実習が廃止されたこと
2つ目は全過程を終了後に修了試験を受けて合格する必要があることです


修了試験に合格する必要があることで若干難易度が上がったイメージがありますね
ちなみに2013年3月までにホームヘルパー2級を取得している人は、介護職員初任者研修の修了者(同義)として介護の仕事を継続して行う事ができます

 

…ということです

介護の資格の入口的な印象が強い「介護職員初任者研修課程修了」ですが、長い時間の講習を受けたり、試験があったり、取得するのに地道で大変な努力が必要なのです

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